うつ病の患者には、自尊心を失っている場合が多いと考えられています。欧米のうつ病の治療では、薬物療法と並行して、患者の自尊心の回復をカウンセリングにより行っていくのが一般的です。

自尊心とは自尊感情のことをいいます。自尊感情とは、自己の存在を大切に思う感情のことをいいます。自尊心とプライドや傲慢、自惚れ、驕りとは違います。日本語で「プライド」というと、自惚れや傲慢さを意味する場合がありますが、これは自尊心とは違うということを理解する必要があります。プライドとは肯定的な意味で使われない場合が多く、キリスト今日でも「7つの大罪」として人間を積荷導く欲望や感情として取り上げられています。しかし、精神医学的な意味においての自尊心とは、そのままの自分を受け入れて、誇りを持つということです。

一般的に、うつ病の治療法として、電気けいれん療法や認知行動療法や薬物療法がありますが、これら以外にも「断眠療法」や「光療法」、「運動療法」、「音楽療法」などがあります。「断眠療法」とは睡眠を断つ治療法です。「光療法」は強い光を浴びる治療法で、「運動療法」とは運動することでストレスを発散させていきます。

「音楽療法」は音楽を演奏したり聴く治療法のことです。音楽療法についての見解は様々です。ある見解では、音楽療法を「代替医療」「補完医療」としています。それは現代西洋医学領域において、科学的未検証そして臨床未応用の医学・医療体系の総称として定義されています。

従来、電気けいれん療法が、うつ病の治療法として効果が証明されていました。そして、電気けいれん療法は、安全性や効果から保険が適用される治療法です。

近年では、薬物療法がの有効性が科学的、臨床的に実証されてきています。薬物療法とは、抗うつ薬の投薬のことをいいます。

抗うつ薬とは、うつ病の症状を緩和するための薬剤です。うつ病だけではなく、強迫性障害や摂食障害、またパニック障害にも用いられます。また、慢性疼痛や不眠にも効果的です。

抗うつ薬は、ノルアドレナリン、セトロニン、ドーパミンなどの神経伝達物質に作用します。

抗うつ薬には色々な種類があります。

急に体重や食欲が落ちる。食欲が低下する。

一方、食欲が亢進することもあり、甘いものや炭水化物など特定の食べ物ばかりほしくなることもある。暴食に走る。

「何を噛んでも砂を噛んでいるようだ」「食べなくてはいけないから無理に口に押し込んでいる」と訴えることもある。

体重も減少する。極端な食欲の変化も影響して、短期間に急激に体重が増えたり減ったりすることがある。

目安として一ヶ月に4~5kgも減少したときは注意が必要。死にたいという気持ちが強くなって絶食してしまう人もいる。

これまで好きだったことが楽しいと感じられない。これまで楽しんできた趣味や活動に興味がもてなくなる。 自分の世界に引きこまってしまって、好きなゴルフにもいかなくなる。音楽が好きな人が好きな音楽を聴いてもなんとも思わない。性的な関心や欲求も低下していく。自分の世界に閉じこもるようになる。それは何をやってもおもしろくないから。周りから見たら不思議に思える。「社会的ひきこもり」状態がはじまる。子供の場合も、喜びを感る能力が遮断されたかのように好きだったはずのことに見向きもしなくなる。

一日中気が沈む。「憂鬱だ」「悲しい」「何の希望もない」「落ち込んでいる」
人によっては気持ちを表だって口にしない人もいる。「落ち込んだ」心の状態が前面に現れず、外に対する攻撃的な態度を示す人もいる。とくに、感情をうまく表現できない子供や青少年はふさぎこんだ気分の代わりにいらだちや気まぐれな気分が表れることがある。
表情は、今にも泣き出しそうな印象や憔悴しきった雰囲気をかもし出している場合もある。
こうした表情は午前中にひおく、午後から夕方にかけて改善してくることがおおい。
身体のいたみ、倦怠感、身体の不調、怒りっぽくなるなどのイライラ感が表に表れて抑うつ感が目立たなくなることもある。

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  • 悲しき鬱病だめだめ日記 自称40代美熟女、月乃薔薇美のメンタルヘルスな闘病記
  • うつ病の症状は、調子のいいときと悪いときの波がある。

    その波は、一日のなかでも起こる場合もある。
    よく見られるのは、朝に症状が悪化し、午後から夜にかけてだんだんよくなっていくという症状だ。

    朝は、調子が悪いが、夜にはすっかり元気になるので自分はうつ病であると思っている患者も少なくない。

    しかし、このような波のある状態も、うつ病の症状の一つなので、放っておくと症状を悪化させる場合もある。

    うつ病にかかると、色々なことに関して悲観的な考え方をするようになる。

    「全て自分が悪いのだ。自分の能力が劣っているからである。自分は生きている価値のない人間である。そして、他人からもそう思われているのだ。自分がすることは、全て悪い結果を生み出すのだ。うまくいったとしてもそれはたまたまであり、次は失敗するだけなのだ。物事は完璧にうまくいくか、全く駄目であるの、二極のどちらかである。完璧に物事を運ぶことができない私は全く駄目な人間である。私なんかが幸せになれるはずがないのだ。」

    頭のなかで浮かぶシナリオは全て自分が悪者であり、自分は生まれながらに欠陥がある人間であると、妄想するようにもなる。
    些細な他人の行動も、自分が嫌われているからではないか、全ては自分のせいではないかと、悲観的な方向で結びつけて考えるようになり、最後は、「私なんか死んだほうがましなのだ」と自殺願望を持つようになることも少なくない。

    このような発想を持ち出した患者と付き合う近しい人たちは、患者のいうことを鵜呑みにしてしまうと、本当に患者が能力がなく不幸な人間であるのではないかと思うようになってしまう。

    しかし、悲観的な考え方をするのは、うつ病という病気のためであり、患者自身が他の人より能力が劣っているわけでも、幸せになれない人間であるわけでもない。うつ病という病気によって、患者自身の考え方が歪んでいるだけであり、患者自身の人格とは何ら関係がないことを忘れないようにしなければいけない。

    こころの闇からほとばしる真実のことば、絵画。鬱に悩んだ、二十代半ばの青春、その記憶が今、一冊の本になった!この本に書かれたことば、絵画には、真実の重みがある。悩み、苦しむ人たちに贈る、最高の詩画集。


    もっとちかくにきてよ


    ■作者について

    ふかさか南(フカサカミナミ)
    1977年大阪府生まれ。両親の熱心な信仰により、幼少時より某宗教団体の信徒となる。19歳で宗教からの脱却を図り、単身上京する。過去の宗教教育によるトラウマとマインドコントロールとにより25歳でうつ病を罹患。以後は絵画や詩による自己表現を模索。周囲の支えもあり数年後うつ病を克服。現在は大阪で現代アート絵画や詩の創作活動を中心にフリーランサーとして活動している