Webmaster: 2007年6月アーカイブ

うつ病にかかると、色々なことに関して悲観的な考え方をするようになる。

「全て自分が悪いのだ。自分の能力が劣っているからである。自分は生きている価値のない人間である。そして、他人からもそう思われているのだ。自分がすることは、全て悪い結果を生み出すのだ。うまくいったとしてもそれはたまたまであり、次は失敗するだけなのだ。物事は完璧にうまくいくか、全く駄目であるの、二極のどちらかである。完璧に物事を運ぶことができない私は全く駄目な人間である。私なんかが幸せになれるはずがないのだ。」

頭のなかで浮かぶシナリオは全て自分が悪者であり、自分は生まれながらに欠陥がある人間であると、妄想するようにもなる。
些細な他人の行動も、自分が嫌われているからではないか、全ては自分のせいではないかと、悲観的な方向で結びつけて考えるようになり、最後は、「私なんか死んだほうがましなのだ」と自殺願望を持つようになることも少なくない。

このような発想を持ち出した患者と付き合う近しい人たちは、患者のいうことを鵜呑みにしてしまうと、本当に患者が能力がなく不幸な人間であるのではないかと思うようになってしまう。

しかし、悲観的な考え方をするのは、うつ病という病気のためであり、患者自身が他の人より能力が劣っているわけでも、幸せになれない人間であるわけでもない。うつ病という病気によって、患者自身の考え方が歪んでいるだけであり、患者自身の人格とは何ら関係がないことを忘れないようにしなければいけない。

こころの闇からほとばしる真実のことば、絵画。鬱に悩んだ、二十代半ばの青春、その記憶が今、一冊の本になった!この本に書かれたことば、絵画には、真実の重みがある。悩み、苦しむ人たちに贈る、最高の詩画集。


もっとちかくにきてよ


■作者について

ふかさか南(フカサカミナミ)
1977年大阪府生まれ。両親の熱心な信仰により、幼少時より某宗教団体の信徒となる。19歳で宗教からの脱却を図り、単身上京する。過去の宗教教育によるトラウマとマインドコントロールとにより25歳でうつ病を罹患。以後は絵画や詩による自己表現を模索。周囲の支えもあり数年後うつ病を克服。現在は大阪で現代アート絵画や詩の創作活動を中心にフリーランサーとして活動している

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