日本では精神科以外の一般心療科(内科など)を受診する患者のうつ約10%はうつ病であるといわれており感冒(かぜ)に次いで多く高血圧と並ぶ頻度の病気であるという報告もある。
近年、うつ病は、「心のかぜひき」ともよばれていますが、その言葉のとおり、かぜのように、だれでもかかる可能性のある、「ありふれた病気だ」ということがわかる。
WHOの報告によると世界の全人口の3~5%がうつ病にかかっていると推定されちる。これを日本の人口に当てはめると、360万人~600万人がうつ病にかかっている計算になる。
アメリカでは、成人男性の8~11%、女性の18%~23%が一生のうちに一度はうつ病と経験するという調査もある。
うつ病を風邪のようなものといって軽く見てしまうことはとても危険なこと。第一にうつ病は非常に強い苦痛を伴う病気。うつ病になった人は他の人たちに伝えきれない苦しさがある。
また、慢性化しやすい病気なので風邪とは違っている。日常的な機能がひどく障害されて、仕事や家事、学業などに深刻な影響がでる。このことは社会全体で取り組み解決していかなければいけない問題。
また、死につながる病気でもある。自殺の危険も高まるし、心筋梗塞などの一般身体疾患にかかりやすくなったり、その余吾が悪化したりする可能性もある。高齢者の場合、うつ病にかかると、死亡率が1.8倍になる。
また、うつ病は、誰でもかかる可能性があるという点ではたしかに風邪にたとえることはできるが風邪のようにゆっくり休むだけでは解決しない。軽いように見えても積極的な治療が必要。また、うつ病には広く効果が見られた治療法がある。
誰にでもかかりうる病気という意味では、うつ病は風邪に似ている。しかし、うつ病は非常に強い苦痛を伴い、通常の生活が送れなくなるなと、生活の質が著しく低下する場合がある。そしてそこから逃れたいと死の願望を抱くことすらある。風邪よりもずっと深刻な病気。
また、うつ病になるいと、「自分はダメ人間だ」と一人で思い込み、苦しくても外に助けを求められなくなったり、自分が病気であること自体を認められなくなったり、雪だるま式にどんどんうつが深まり、自力で回復することが不可能な状態に至る。うつ病を、「心の風邪」と軽くとらえ、放っておきても治ると考えるのは禁物。ただの落ち込んだ気分とそこから自力で抜き出せなくなっている状態とを見分けるために、うつ病に関して正しい知識をもつことが必要。
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